正規表現 組み合わせ例その5 任意の長さあるいは1文字以上の文字列

原文ファイルのトリセツ

皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。
東京は雨の多い一週間でした。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、「.」と「*」や「+」とを組み合わせて、任意の長さあるいは1文字以上の文字列の正規表現を用いた例をご紹介いたします。

 

.* と .+
以前にもご紹介したこれら2つですが、前者が「任意の文字が0文字以上」、後者が「任意の文字が1文字以上」という意味です。これらを用いて、以下のようなさまざまな検索や絞り込みを行えます。

 

<組み合わせ例>
https://www\..*\.com
⇒ 前回URLの表現を紹介しましたが、これは「.*」を用いた同様の例です。「https://www.」「.com」の間に任意の文字列を含む文字列がヒットします。「.com」の部分が「.co.jp」や「.net」などに変化するケースも含めたい場合は「( | )」を使用して「https://www\..*(\.com|\.co\.jp|\.net)」のようにすると良いでしょう。

 

(.+)
⇒ 全角丸括弧( )に囲われた1文字以上の文字列がヒットします。半角括弧 ( ) にしたい場合は「\(.+\)」としたり、全角半角混在の場合は [ ] を用いて「[(\(].+[)\)]」としたりして対応すると良いかと思います。

 

^.*$
⇒ 文字列の最初を表す「^」と文字列の最後を表す「$」の間に任意の文字列が含まれる、という意味ですので、文字列の最初から最後までを表します。Tradosで使用すると、1つのセグメント全体がヒットします。

 

^「.+
⇒ 開きかぎ括弧で始まる文字列がヒットします。かぎ括弧記号の次に「.+」としているため、実際にかぎ括弧の次に何かしら文字が続く文字列がヒットします。Tradosで該当するセグメントのみを絞り込みたい場合は、エディタビューのメニューバー [レビュー] で表示されるフィルタ内に『^「』(わかりづらいので二重括弧で括っています)のみを入力すれば絞り込み可能です。

 

いかがでしたでしょうか? 「.」と「*」や「+」を組み合わせることで、また、さらにさまざまな記号や文字列とを組み合わせてできる検索や絞り込みについて、何かしらのヒントが得られれば幸いです。

次回は、「*」や「+」と「\w」「\d」「\s」とを組み合わせるケースについてご紹介します。