MS PowerPoint プロパティ編(その2)

原文ファイルのトリセツ

皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。
大型連休期間に入りました。東京は天気も良く、まさに行楽シーズンという感じですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

本日は、Microsoft PowerPointのプロパティご紹介の第2回目です。
前回はPowerPoint文書のプロパティ情報の表示方法などついてお話ししましたが、今回は、不要な情報を削除するドキュメント検査機能についてご紹介します。

 

ドキュメント検査を行うには、[ファイル] タブの [情報] から [問題のチェック] アイコンをクリックし、[ドキュメント検査] を選択してください。
※画面はMicrosoft 365のPowerPoint(2025年5月現在)です。

 

 

[ドキュメント検査] ダイアログが表示されます。ここで、削除したい対象情報を選択して、[検査] をクリックします。※まだ検査の段階ですので、これだけで削除はされません。

 

 

検査が完了すると、結果が表示されます。削除したい情報があれば、その項目の右側にある [すべて削除] ボタンをクリックしてください。また、そのほかにも検出された項目があれば(下図の例では埋め込みドキュメントに関するものがあります)、適宜詳細等を確認の上で対応してください。

 

 

なお、ご注意いただきたいのは、このドキュメント検査機能でプロパティと個人情報の削除を行うと、文書内のすべての情報が対象になってしまうことです。複数の作業者情報が含まれている場合に、削除してはいけない情報が入っていないかを事前にご確認ください。

 

いかがでしたでしょうか? PowerPointプロパティは、文書に関するさまざまな情報を記録する便利なものである反面、翻訳の仕事においては慎重に取り扱うべき情報が含まれていることをご理解されたかと思います。必要に応じて、ドキュメント検査機能を利用して情報の整理を行ってください。

 

なお、PowerPointについて扱うのは今回までとして、次回からは別のシリーズを始めたいと思っています。またしばらくの間、お付き合いくだされば幸いです。