第5回「Impact.Engineered」で受賞者を発表、ASMEによるIdea Labの立ち上げも

品証・品管ニュース

米国機械学会(ASME)の組織「Engineering for Change(E4C)」は第5回「Impact.Engineered」を開催した。このイベントは、2030年までに国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成し、世界の生活の質を向上させるために活動する一流のエンジニア、慈善家、学者、社会起業家を集めて毎年開催される、持続可能な開発エコシステムをテーマとした祭典だ。今回のハイライトは、ハードウェアに関する取り組みを加速するためのプラットフォーム「ASME Innovation Showcase(ISHOW)」をさらに展開するためのインキュベータ「Idea Lab」の立ち上げ、2021年Impact.Engineered賞受賞者の発表などだった。

 

ASMEはIdea Labを設立することで、新進の社会起業家による社会的インパクトのあるハードウェア構想の開発、実現を試作前の段階から支援し、将来的にISHOWへの参加者を拡大する道筋をつけるという「上流」の取り組みに乗り出す。ISHOWは、ハードウェア主体の社会的イノベーションを国際的に促進するための有力な仕組みで、すでに30を超える国々で180以上のスタートアップ企業を支援し、世界の恵まれないコミュニティにおいて生活の質に関する重要な課題解決に貢献してきた。2021年のISHOW参加企業は、オンライン上に設けられた展示空間「Tech Gallery」でその革新的技術を紹介した。

 

ASMEの前会長であり、現在フィランソロピー委員会の委員長を務めるキース・ロー氏は、Idea Labの発表を行い、その立ち上げ支援のため、妻のエリザベス(通称ブラウニー)氏とともに10万ドルを寄付した。「人生を変えるイノベーションが設計段階で頓挫しないようにするため」として、他の人々にもIdea Labへの資金提供を呼びかけた。Idea Labへの応募は2022年4月開始で、関心のある個人やチーム、またパートナーやメンターとしての参加希望者は、詳細をhttps://thisishardware.org/ideasで確認できる。

 

ボストン・グローブ紙のコラムニストで、公共ラジオ「Innovation Hub」の元ホストであるカラ・ミラー氏は、オンラインで行われたImpact.Engineered授賞式の司会を務め、5部門の最優秀賞などを紹介した。

 

※原文記事前半を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。