【試験・検査 】 質を重視した対策で試験ダウンタイムを短縮 -3

品証・品管ニュース

メーカーが試験機器を予防的に保守点検してくれるかどうかは、ダウンタイム削減において重大な意味を持つ。そのため、試験機器に対するサポートはその機器の耐用年数の大部分をカバーするものでなくてはならない。機器を検討する際には、その製品ライフサイクルを確認できるか尋ねてみるべきだ。製品ライフサイクルとは、その機器の寿命全体を通じた変遷過程をまとめた文書で、これを参考に、試験設備全体の今後の展開を計画することや、ダウンタイム発生を軽減するための予防策を講じることが可能だ。

 

 

 

旧式の試験機器の中には、最新の電子制御部品や制御ソフトウェアを後付けして改修できるものもある。この方法なら、当該機器を延命しつつ、最新の機能や装備品を試験室に導入できる  画像:インストロン社

 

 

 

 

 

 

保守や修理に伴うダウンタイムは頻繁に、あるいは予期せぬタイミングで発生することがあるため、保守サービスを依頼してから受けられるまでの所要時間は非常に重要だ。製造業では膨大な量の材料試験が必要なため、現場の試験装置が1台停止しただけでも、そのダウンタイムは出荷遅延や収益の損失の面で多大な影響を及ぼしかねない。したがって、故障した機器を迅速かつ効率的に復旧できる高い技術を持ったサービスエンジニアを近隣から派遣できるようなメーカーが望ましい。また、メーカーを検討する際には、近隣にサービスエンジニアが配置されているかどうかや、担当者が現場に到着するまでの所要時間の目安を必ず問い合わせるべきだ。試験設備を点検し、主要部品のライフサイクル状況を報告してくれるメーカーなら、なお良い。こうしたライフサイクル報告書では、リスク評価の概要を作成し、試験設備の信頼性、生産性、総合機能を向上させるための改良についても提案してくれる。

 

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※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。