パルス渦電流を利用した検査方法が腐食の発見に役立つ理由 -5

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図2:PEC検査装置のプローブを腐食痕のあるパイプに当てた様子
画像の出典:Eddyfi Technologies

 
 

パルス渦流探傷試験(PEC)で重大な減肉が検出・測定された場合、補助的、かつ、より包括的な別の手法で当該箇所を確認する必要がある。

 
PECの長所と短所

 
最大12インチのリフトオフ(保温材、耐火材等)があっても検査可能

炭素鋼や鋳鉄鋼の厚さを最大4インチまで測定可能

短期間で簡単に導入

測定精度は公称厚さ±10%以内

外面および内面の腐食を検知

表面処理不要

フランジ部や端部は測定しにくい

微小な単独ピッティングの検出不可

 

PECの利点と限界を理解したところで、リスクベースの検査プロセスにPECをどう組み込めばいいのか、PECがどのような設備に適しているのかをみていこう。まず、PECを使用すれば計画停止期間前に腐食箇所を迅速に特定できるため、作業日程に大きな影響を与えることなく、さまざまな設備を高い頻度で検査することが可能だ。さらに、全面腐食の位置を事前に把握できるため、停止期間中に実施する放射線透過試験や超音波探傷試験(UT)などの定量的検査の対象箇所を絞り込め、検査を効率化できる。

 

 

 

 

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※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。