パルス渦電流を利用した検査方法が腐食の発見に役立つ理由 -6

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次に、パルス渦流探傷試験(PEC)に必要な費用と時間を示す2つの例をみてみよう。最初に、球形ガスタンク脚部の検査について考えてみる。球形ガスタンクは圧力容器で、耐火材で覆われた鋼鉄製の脚で支えられている。従来の検査方法では、脚部全面を覆う耐火材をはがすことに伴うコストが検査費用の80%を占める。これに代えて、PECで腐食スクリーニングを行い、詳細評価が必要な箇所だけ耐火材をはがせば、費用はおよそ4分の1に削減できる。この例では、PECのデータで腐食が疑われる箇所には、目視によるコンクリートのひび割れや錆汚れは確認できなかった。しかし当該箇所の耐火材をはがしてみると、次の写真のように損傷の実態があらわになった。

 

図3a:PECのデータから腐食の疑いがある箇所を検出できた。耐火材をはがすと損傷の程度が明らかになった。画像の出典:Eddyfi Technologies

 

図3b:PECのデータから腐食の疑いがある箇所を検出できた。耐火材をはがすと損傷の程度が明らかになった。画像の出典:Eddyfi Technologies

 

 

 

 

 

 

(-7に続く)

 

 

 

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