皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。
1月もあっという間に後半です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今回は「$」についてお話しします。文字列の末尾を表す正規表現で、Tradosで特定の文字や記号で終わるセグメントの検索や絞り込みをしたいときなどに活用できます。また、使用例でも触れますが、前回ご紹介した「^」と組み合わせて使うことも可能です。
$
「文字列の末尾」を表す正規表現です。この前に任意の文字列を入力して検索や絞り込みを行います。
<使用例>
.*です。$
⇒ 「です。」で終わる文字列がヒットします。前回の「^」と同様に、その前に「.*」を入れて任意の1文字が0以上いくつでもあっても良いというようにしています。Tradosで該当するセグメントのみを絞り込みたい場合は、エディタビューのメニューバー [レビュー] で表示されるフィルタ内に「です。$」のみを入力すれば結構です。
.*\.\w\w\w$
⇒ 「.xxx」のような、ドット記号の後に全角文字、半角カナ、半角英数字またはアンダースコアが3文字並ぶ組み合わせで終わる文字列がヒットします。拡張子を想定した文字列を検索するときにこのような正規表現を活用できます。
また、冒頭でも触れたように、前回の「^」と組み合わせて使用することも可能です。
^\d.*\d$
⇒ 全角・半角数字1文字で始まり全角・半角数字1文字で終わる文字列がヒットします。文字列の始まりと終わりを特定の文字種を指定して、より細かな絞り込みを行えます。
^<tag>.*</tag>$
⇒ 特定のタグ「
いかがでしたでしょうか? この正規表現を単独で使用して文字列の末尾で検索や絞り込みを行ったり、「^」と組み合わせて先頭と末尾を指定する形で検索や絞り込みができることがおわかりいただけたら幸いです。
なお、記号としてのドルマークを検索対象としたいときは、他のケースと同様に「\」をつけて「\$」としてエスケープしてください。
次回は、「単語の境界」を表す「\b」についてお話しします。
