正規表現「^」(文字列の先頭)編

原文ファイルのトリセツ

皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。
2026年がスタートしました。皆さまの今年の抱負や目標はどのようなものでしょうか。

 

今年もまずは、正規表現を取り扱ってまいります。今回は「^」についてお話しします。文字列の先頭を表す正規表現で、Tradosで特定の文字や記号で始まるセグメントの検索や絞り込みをしたいときなどに活用できます。

 

^
「文字列の先頭」を表す正規表現です。この後に任意の文字列を入力して検索や絞り込みを行います。
なお、この記号の名前は「キャレット」といいます。

 

<使用例>
^a.*
⇒「a」で始まる文字列がヒットします。「a」の後ろにある「.*」は、任意の1文字が0以上いくつでもあっても良いという正規表現ですので、「a」が1文字だけの文字列でも、それ以降に文字列がいくつ続いてもヒットします。「a」の後ろに半角スペースを入れて「^a .*」と書くと、「a pen」「a book」というような単語としての「a」で始まる文字列がヒットします。

 

^「.*
⇒ 開きかぎ括弧で始まる文字列がヒットします。Tradosで、該当するセグメントのみを絞り込みたい場合は、エディタビューのメニューバー [レビュー] で表示されるフィルタ内に『^「』(わかりづらいので二重括弧で括りました)のみを入力すれば絞り込み可能です。

 

^\d.*
⇒ これまでにご紹介した正規表現と組み合わせることもでき、このように入力すると全角・半角数字1文字で始まる文字列がヒットします。「^\d+」のようにしてフィルタにかけると、2桁以上の数字も含めて数字で始まるセグメントを絞り込めます。

 

いかがでしたでしょうか? 特定の文字や記号で始まる文字列を絞り込んだ上で、検索や置換をしたいケースなどにこの正規表現を活用してくださればと思います。

 

次回は、「文字列の末尾」を表す「$」についてお話しします。