話者から聴衆へ 通訳音声を確実に届ける裏側とは_機材の裏側潜入記②(通訳ブログ)

サービス紹介

潜入記①でご紹介した通訳ブースですが、ブース内で通訳者が訳した音声は、

聴衆の皆さまにどのように届くのでしょうか。

 

今回は、当社で主にご案内している「通訳音声の受信機(聴衆用機器)」を3種類ご紹介いたします。

それぞれの特徴とあわせて、ぜひご覧ください。

 

パナガイド

昔から広く使われている代表的な通訳機器です。

「パナガイド」の“パナ”は、Panasonicの社名に由来しています。弊社でも送信機(通訳者用)・受信機(聴衆用)ともに多数保有しており、ブースを使用するような大規模会議から、工場視察などの騒音が大きい現場まで、幅広く対応可能です。

通訳者にとっても馴染みのある機器のため、万が一現場で操作に不安がある場合でも、その場でサポートが可能です。

チャンネル数は、旧モデルで最大6チャンネル、最新モデルでは最大12チャンネルまで対応しています。

(例:日→英で1チャンネル、英→日で1チャンネルと使用するため、6チャンネルの場合は最大3言語の同時通訳が可能です)

↑パナガイド送信機

↑パナガイド受信機

 

DigiWave(デジウェーブ)

最大15チャンネルに加え、グループ設定が可能なのが大きな特徴です。

分科会が多い会議や、複数セッションが並行するイベントに適しています。チャンネルとグループを組み合わせて運用できるため、秘匿性の高い会議でも安心してご利用いただけます。

また、満充電で最大約14時間の連続使用が可能なため、複数日にわたる会議でも、一度の充電で対応できるケースもあります。

さらに、液晶画面が搭載されており、電池残量の確認も容易です。本体はパナガイドよりもコンパクトかつ軽量で、持ち運びにも優れています。海外でも使用可能なモデルのため、出張先で音響環境に不安がある場合でも、安定した通訳音声の受信が可能です。

 

赤外線受信機

会場の立地条件によっては、電波式の機器(パナガイドなど)が使用できない場合があります。

例えば、高層ビル内や東京タワー周辺など、電波干渉の影響を受けやすい環境です。そのような場合に使用するのが、赤外線方式の通訳機器です。赤外線は壁を通過しないという特性があるため、電波干渉の回避だけでなく、情報漏洩リスクを抑えたい機密性の高い会議でも有効です。

 

以上、代表的な3種類の通訳機器をご紹介いたしました。

 

会場の条件や用途によって最適な機器は異なります。

そのため、可能であれば事前の会場下見の段階からご相談いただけますと、より最適なご提案が可能です。

 

通訳機材の手配についても、ぜひお気軽にご相談ください。

 

QAコーナー

Q1:パナガイドで「最大3言語」まで対応可能とありますが、どのようにチャンネルを割り当てるのですか?

A1: 基本的に「1つの言語方向につき1チャンネル」を使用します。

例えば、「日本語・英語・中国語」の3言語で行われる会議の場合、以下のように割り当てます。

 

1ch:日本語(オリジナルまたは日本語訳)

2ch:英語訳

3ch:中国語訳

 

このように設定することで、聴衆は自分の聞きたい言語のチャンネルに合わせるだけで、スムーズに通訳音声を受け取ることができます。

 

Q2:DigiWave(デジウェーブ)が「秘匿性の高い会議」に向いているのはなぜですか?

A2: 主に2つの理由があります。

グループ設定機能: 特定のグループ内だけで音声を共有できるため、隣の会場で別の会議が行われていても混信のリスクが低くなります。デジタル方式の安定性: パナガイドなどのアナログ・デジタル併用機に比べ、デジタル処理による暗号化や高度なグループ管理が可能なため、情報のセキュリティを重視するビジネス会議に適しています。

 

Q3:赤外線受信機は、どのような会場でも使用できますか?

A3: 赤外線方式には「壁を通り抜けない」というメリットがある一方で、「遮蔽物(さえぎるもの)に弱い」という特性があります。送信機と受信機の間に大きな柱があったり、受信機をポケットに完全に隠してしまったりすると、音が途切れる可能性があります。

そのため、基本的には見通しの良い屋内会場での使用が前提となります。屋外や障害物の多い場所での移動を伴う場合は、パナガイドやDigiWaveのような電波式が推奨されます。

 

ご不明な点や、さらに詳しく知りたい機材などがございましたら、お気軽にお尋ねください。

 


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