欧州連合、単一言語共同体へ

世界翻訳ニュース

欧州連合が最近導入した、特許申請を英語、フランス語およびドイツ語のいずれかで行われなければならないとする新特許保護に対し、スペインは不服申立を行っていたが、欧州裁判所は5月6日に同申立を退ける判決を下した。

これは、欧州連合が、ゆっくりだが確実に単一言語共同体になりつつあることを示している。

1973年10月5日にミュンヘンで署名された欧州特許条約(EPC)は、1977年10月7日に施行されて以来、公用語を英語、フランス語およびドイツ語としてきたが、特許申請過程に今回のような言語制限が加えられた理由は、特許を翻訳するための費用と時間を低減することにあるという。