紛争地区で活動する通訳者や翻訳者の保護に3万5千人が賛同

世界翻訳ニュース

紛争地区で活動する通訳者や翻訳家に対する保護措置を国際連合に求めるイニシアティブへの賛同者数が、ほぼ3万5千人に達した。

このイニシアティブは、紛争地区で活動する通訳者や翻訳者が安全に働けるよう支援する非営利団体のRed Tが、5つの主要国際言語組織の協力を得て推進しているもので、ジャーナリストに適用されている国際法を通訳者および翻訳者向けにも整備するよう国際連合に求めている。

紛争地区、政情が不安定な地区、仮収容所、刑務所、暴力的な過激派がいる地区、テロ行為に関する裁判などで働く通訳者や翻訳者がいかに被害を受けやすいかを自らも経験したというRed Tの創設者のMaya Hess氏は、通訳者や翻訳者が、迫害や起訴、投獄、誘拐、拷問、暗殺の被害にあうかもしれないという恐れを持たずに働ける世界を目指して活動していると話す。