英国内務省の通訳者、賃金カットを理由にボイコット敢行か

世界翻訳ニュース

英国の移民サービスが、2千人に上る内務省通訳者のボイコットによって2016 年1月から停止される危機にさらされている。

今回の問題は、リバプールの内務省中央通訳者部が、2016年1月1日から賃金カットを実施することを知らせるEメールを通訳者へ送ったことに端を発したもので、内務省からの報復を恐れて匿名を希望するこのボイコットの中心人物によると、現在のところ数百人の通訳者がボイコットを明確に支持しているという。内務省上層部と通訳者は今回の賃金カットについて12月28日に話し合いを持つ予定にしている。

内務省通訳者の賃金は、平日が時給16ポンド、週末はそれよりわずかに高めである他、最初の1時間は移動時間と費用を考慮し高めに設定されている。今回の賃金カットでは、この最初の1時間の時給が、平日48ポンドから32ポンドに、週末は72ポンドから46ポンドにカットされることになっている。