新世代カナダ人が先住民言語を学ぶ

世界翻訳ニュース

カナダのブリティッシュコロンビア州にある先住民居留地で、消滅の危機にある先住民言語Ktunaxaを学ぶ学生の数が増加している。

先住民Ktunaxaは、世界中に散らばる他の先住民族と同様、経済動向の影響を受け消滅の危機に瀕しており、現在、先住民居留地に居住するKtunaxaの数はわずか200人である。しかし、先住民居留地内にある学校でKtunaxa語を学ぶ学生の数は、3年前は19人であったが現在はその約4倍の74人へと増加しており、しかも、そのうちKtunaxaである学生の数はたった12人であるといい、大半が新世代のカナダ人なのだ。

これについて、同校の校長を務めるKaren Smith氏は、「どういうわけか、コミュニティ内で人気が出た」と述べており、学生は、自分にとって何か新しいものを学んでいるという感覚で、消滅の危機にある先住民族言語と文化を学んでいるという。