全米図書協会が翻訳研究を実施

世界翻訳ニュース

全米図書協会(NBF)が、アンドリュー・W・メロン財団 からの助成金を基に、翻訳研究を実施する。

NBF元協会理事長Harold Augenbraum 氏の監督のもと、翻訳物がどれだけ出版・購入されているか、翻訳物の入手しやすさが読者にどのように影響しているか、国内の翻訳者ネットワークがどのように機能しているかなどを含め、国内の翻訳動向を研究する。合わせて、翻訳物の入手しやすさが、読むという行為にどういった影響を与えるかについても考察する。

この研究では、米国内で出版された翻訳物の数や多様性について、もとの言語や国といった要素、発行した出版社の特性などを分析する。これらの要素に着目することで、国内市場における翻訳本の買いやすさや種類に関するデータを得られると期待している。