未知の言語が古代の書字板から発見される

世界翻訳ニュース

トルコで採掘調査を行っていた考古学者が、古代の書字板に未知の言語が記されていることを発見した。インド・ヨーロッパ語族に属することが確認されたこの言語は、ユネスコ世界遺産「ボアズキョイ=ハットゥシャ遺跡」で発掘された粘土板に刻まれた祭文から見つかった。この地は後期青銅器時代のヒッタイト帝国の首都であった。楔形文字による祭文の冒頭部はヒッタイト語で書かれており、途中からカラシュマの地の言語で続けると述べられている。ヒッタイト人は祭事を外国語で記録することに関心があったようであると、研究者であるシュヴェマー氏は語っている。