デンマーク、AI翻訳のポストエディットは翻訳ではない(世界翻訳ニュース)

世界翻訳ニュース

Denmark Says Post-Editing Is Not Translation

 

デンマークの文化・宮殿庁(Danish Agency for Culture and Palaces)は、人工知能(AI)によって生成された翻訳文のポストエディットは、公共貸与権法の要件を満たさないため、公共貸与料は支払われないことを同庁のウェブサイトで明言した。公共貸与権は、図書館で作品が貸与される際の報酬を作家、翻訳家、イラストレーター、作曲家が請求する権利である。この決定は、翻訳関連の3団体との協議を経て行われたもので、これらの団体は、機械翻訳された書籍のポストエディットを翻訳と表示してはならない、AIエディターは翻訳家としてクレジットしてはならないなど、出版におけるAIの使用についての新たなガイドラインを発表している。