米国労働統計局による翻訳者・通訳者の雇用見通しが悪化(世界翻訳ニュース)

世界翻訳ニュース
US Bureau of Labor Statistics’ Job Outlook for Translators and Interpreters Worsens   米国の労働統計局 が2025年4月に更新した職業展望ハンドブック (Occupational Outlook Handbook)によると、分野等による差異はあるものの、翻訳・通訳従事者の年間賃金の中央値は上昇しているが、言語業界の雇用成長に対する予測は、全職種の平均並みである3%から、平均(4%)よりも遅い2%に下方修正された。 一方、AI等のコンピューターツールによって翻訳者やローカライゼーション専門家の業務の効率化が進んだが、コンピューターはまだ人間の翻訳者による成果物に匹敵する品質のものを生み出せないことがほとんどであるため、多くの仕事は完全に自動化することができないことを同ハンドブックは指摘している。