Malaysia debuts first multimodal large language model
マレーシアは、同国初のマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)となる「ILMU」を、ASEAN AIマレーシア・サミット2025にて発表した。YTL AI Labsとマラヤ大学の共同開発によって誕生したILMUは、マレー語、マングリッシュ、そしてマレーシア各地の方言に対応し、テキスト、音声、画像を扱うことができ、マレーシアの産業全般での応用を支援する。東南アジアの開発者たちは、英語ベースのAIツールが優勢であるなかで、地域言語に対応したLLMの開発に積極的に取り組んできた。このローカライズ戦略は、東南アジアで1200以上の言語が話されているという現状が、AI開発者にとって課題であると同時に大きな可能性を秘めているという潮流を反映している。