製造業のスキルギャップ
コロナ禍はスキルギャップの解消につながらず -2

品証・品管ニュース

いわゆる「大離職時代」もこの問題に拍車をかけた。

 

マニュファクチャリング・インスティテュートの人材ソリューション担当副会長であるガードナー・キャリック氏は、「労働市場が非常に逼迫しているため、労働者の獲得競争が特に地域レベルで激化しており、製造企業は、新たに登場したプレーヤーとこれまでにない形で闘うことを強いられている」と語る。

 

求人数がコロナ前よりさらに増える中、業界経験があり、かつSTEM(科学、技術、工学、数学)スキルを持つ人材を獲得するのは困難だ。

 

「人手不足は、エンジニア、品質検査員、ソフトウェア開発者から機械運転員、機械整備士、溶接工まで幅広く生じており、求められる学歴も職種により様々だ。上級学位が必須な場合もあるが、こうした職種のほとんどではそれほど高い学歴は必要なく、資格や実務経験が重視される」とキャリック氏は言う。

 

このような状況では、経営者や採用担当者は従来の学歴要件にこだわるべきではないと、専門家は指摘する。

 

「学士号を事実上の採用条件として扱えば、学び続けることで常に時代に合ったスキルを身につける人材ではなく、必ずしも必要ないスキルを持つ人材を採用することになる。もっと大きな視点での影響もある。現在のように大学学位に過度に依存していると、元々弱い立場の求職者をさらに疎外することになるからだ」とハンフリー氏(マニュファクチャリング・エクセレンス協会会長兼CEO)は言う。

 

 

 

(- 3に続く)

 

 

 

※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。