製造業のスキルギャップ
コロナ禍はスキルギャップの解消につながらず -4

品証・品管ニュース

製造業では、コロナ禍の影響で働き手の数も減少した。初期には職を失う人が増えたが、やがてオフィスや工場が再開し、求人が再び増えると、今度は必要な人材を安定したペースで確保するのが難しくなった。

 

影響は人材教育にも及んだ。「コロナ禍では、多くの企業や教育訓練機関が、従来の対面式教育に代わる方法を考案することを余儀なくされた」と、キャリック氏(マニュファクチャリング・インスティテュートの人材ソリューション担当副会長)は言う。

 

「バーチャルリアリティによる教育の選択肢が大幅に拡大し、現在は、多くのプログラムで技術教育にブレンデッドアプローチやハイブリッドアプローチを採用している。コロナが収束しても、こうした新方式を恒久化的に維持する教育プログラムはかなりあるだろう」と述べる。

 

採用面では、コロナの影響で多くの業界ではリモートワークという働き方が大きく拡大した。キャリック氏によると、製造業ではリモートワークができない職種が多いが、企業側では、従来とは異なる働き方を望む人材を獲得しようと、フレックスタイム制などの勤務形態に注目しているという。

 

ハンフリー氏(マニュファクチャリング・エクセレンス協会会長兼CEO)は、コロナ禍でCTE(職業技術教育)や高校、コミュニティカレッジでの教育が一時中断したと指摘し、「人材パイプラインの中断が、大量退職・離職と同時に発生した。人材プールの縮小を受け、今はまた職人を職業訓練に呼び戻そうと必死に努力しているところだ」

 

 

 

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※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。