オーストラリア人歌手が先住民言語の大切さを語る

世界翻訳ニュース

オーストラリアのシンガーソングライター、Gina Williamsのアルバムが、その創造性から話題を呼んでいる。The Guardian Australiaの編集者、Monica Tanが紹介している内容の一部を以下に紹介する、

Williamsが音楽パートナーのGuy Ghouseとリリースしたデビューアルバム『Kalyakoorl』は、全曲がオーストラリア先住民であるヌンガー(Noongar)族の言葉で歌われている。Williamsは自身がヌンガー出身でありながらヌンガーの母語を話すことができなかったため、5年前、彼女が40歳の時に、まず授業を受けて言語を学ぶことからスタートしたという。オーストラリアの先住民同化政策の影響で、現在ヌンガーのネイティブ・スピーカーは、全世界で250人しか残っていない。

アルバム名『Kalyakoorl』は、ヌンガーで「永遠」を意味するが、単純に「長い時間」というよりも、さらに深い「重なりゆく永遠」を意味しているという。