前置詞に立ち向かおう

世界翻訳ニュース

本や芸術、文化を紹介するThe Economistのコーナー「Prospero」では、前置詞を例に、外国語を学ぶ苦労を紹介している。以下に一部を記載する。

中国語の発音、日本語の敬語など、外国語を学ぶ人々の苦労は絶えない。フランス語では単数形だと男性名詞なのに、複数形だと女性名詞に変化する単語があるという。

そして世界の言語で共通して皆が頭を抱える言語用法のひとつに、前置詞があろう。

子供であれば感覚的に学んでいくだろうが、前置詞は隠喩的か抽象的なものがほとんどで、その奇妙さは理解し難い。ドイツ語で「Ich bin im Zug-I am in the train」と言うところを、英語では「I’m on the train」と言うが、電車の天井に乗っているという意味ではない。On the planeというところをin the planeと言えば、まるで荷物室に押し込められているようだが、in the car だけは例外だ。