翻訳者採用業務について

サービス紹介

ホンヤク社のHHです。いつも弊社ブログをお読みいただき誠にありがとうございます。

今回は以前のブログでも紹介いたしました品質管理部の業務のうち、登録スタッフの採用業務について詳しくご説明いたします。

 

採用業務のミッションは大きく以下の3つに分類されます。

・登録人材を増やすことで、会社として依頼を受けられるキャパシティを拡げる

・高いスキルの翻訳者を採用し、翻訳サービスの品質を維持向上する

・時代の流れに合わせ、最新のツールを使いこなすことができる翻訳者を確保する

 

これらのミッションを達成するため、日々採用活動を行っています。

 

具体的には、募集分野の決定や、募集広告の作成・掲載、応募者の書類選考、

トライアルの実施、トライアル訳文の評価・合否判定、契約・登録手続き、新規登録者情報の共有などが主な業務となります。

 

最初のステップとして、翻訳の依頼状況を踏まえ、翻訳者が不足している分野の確認を行います。会社として常にお客様の期待に応えられるよう、需給状況を確認し、登録翻訳者の募集活動を開始します。特に最近は原子力などのエネルギー分野の他、建築・土木、医療機器や医薬分野の翻訳者募集に力を入れています。また、ポストエディットの業務ニーズも拡大が続いているため、翻訳と合わせてポストエディットに対応できる方も積極的に採用しています。

 

募集分野が決定しましたら、求人広告を作成し翻訳者募集のポータルサイトなどに掲載します。また、翻訳学校とのコネクションなどを活用して翻訳者を募ります。

 

募集広告に応募ありましたら、まず書類選考を行います。弊社は専門性の高い技術文書やマニュアルなどの翻訳をご依頼いただくことが多いため、専門領域の知識の有無が翻訳成果物の品質に直結します。そのため書類選考では、高い語学運用力はもちろんのこと、専門分野の翻訳実績やその業界での業務経験の有無なども考慮して選考します。

 

次にトライアルの実施管理とトライアル訳文の評価を行います。トライアルは実案件を想定したフローで行います。トライアル訳文は、該当分野の翻訳者と品質管理担当者の両方の目で評価を行います。経歴に流されることなく、あくまで翻訳文の品質そのものを審査します。さらに提出期限を守れているか、仕様を遵守しているかなど、実案件を行うことを想定した対応力を総合的に評価し、合否を判定します。

 

続けてトライアル合格者との間で契約・登録手続きを行います。弊社ではすべてのリソースの方が同じ水準で機密保持や業務遂行の意識を持てるよう、統一した内容の契約を結んでいます。また、翻訳者の方には翻訳業務遂行に最適化されたシステムに登録していただいているため、効率的な業務連携を可能としています。

 

登録が完了しましたら、実際に業務のやり取りを行う制作部門に新規登録情報を共有します。制作部門が起用しやすいように翻訳者の特徴や得意分野などを整理して共有し、適宜質問対応等を行います。

 

以上、品質管理部の採用業務についてご紹介させていただきました。

 

昨今の技術革新により機械翻訳の品質は日進月歩で向上しており、大まかな内容を確認する程度であれば、機械翻訳でも最低限の役割を果たすようになってきています。とはいえ機械翻訳の技術はまだまだ発展途上であり、正確で分かりやすい翻訳物を作成するには、プロフェッショナルな翻訳者の力を欠かすことはできません。そのため、品質の良い訳文を作成していただける翻訳者の採用は、サービスの根幹を成すものです。お客様に品質の高い訳文をお届けできるよう、今後も積極的に採用活動を続けて参ります。

今後ともよろしくお願いいたします。