言語の消滅はインターネットのせい?

世界翻訳ニュース

世界の言語が減少している。インターネットで対応できる言語数が限られていることが、オフラインの言語の消滅に拍車をかけているのか?はたまたオンラインでの言語数は単に現実に起きていることを反映しているだけなのだろうか?

現在世界には約7100の言語が存在するが、うち90%は10万人以下の人々が使用している。国連はこの3年以内に世界の900近い言語が消滅すると伝えている。言語カタログ「エスノローグ」にいたっては、1519の言語が消滅の危機にあり、915がほぼ消滅状態としている。

一方インターネットでは、言語の多様性を反映するのに四苦八苦している。現在オンラインで使用されているのはわずか500言語で、Google検索で使用できるのが348、Wikipediaが290、Facebookが80。ここ数年その数は増加していたが、現在は頭打ちのようだ。