バイリンガル教育の利点

世界翻訳ニュース

米国の学校では、バイリンガル教育のプログラムが着実に増えてきている。2言語プログラムが米国に初めて登場したのは1960年代で、当時はフロリダ州に多く住むスペイン語を母語とする生徒たちのために立ち上げられたものだった。それ以来、2言語プログラムをめぐっては需要と論争が繰り広げられており、現在でも、公立学校に通う500万人以上の生徒たちにその必要性があると呼びかけている。

かつてないほど世界の人々が繋がっている現代におけるバイリンガル教育の重要性を語るのは、約20年にわたり教師を務め、現在はミネソタ州ミネアポリスの小学校で2言語プログラムを指揮するTeresa Chavez氏である。同氏によると、2言語プログラムを実施することで子どもたちは母語を使うこともできるし、その文化に自信と誇りを持つことができるようになると言う。また、英語を母語とする子どもたちにも2言語プログラムを開始したところ、家族からは、このような取り組みをもっと増やしてほしいという声もあがっているという。