感情の翻訳

世界翻訳ニュース

ノルウェー人とインド人のハーフであるAstri Ghos氏は、ヒンディー語、英語、ノルウェー語、そしてベンガル語の作品までも翻訳する文芸翻訳家だ。

同氏は、多くの場合、文芸翻訳の仕事は単に言葉の翻訳だと思われがちだが、実際にはそれに留まらないという。翻訳は作家と作品の意図を理解するところから始まり、地道な作業や調査が伴う。

Ghosh氏は、翻訳者、編集者として、ただ言葉を訳すのではなくその裏にある感情も訳しており、純粋な翻訳は可能ではないと告白する。「翻訳をしていると、ある種の冗談や翻訳できない慣用句などが常に出てくる。そういうときは別の表現方法で代用することになる。でも感情は常に翻訳できる。」と語っている。