機械翻訳のこれまでとこれから

世界翻訳ニュース

戦略的コミュニケーション&テクノロジーコンサルタントのKirti Vashee氏が、自身のブログで次のように述べている。

2016年は、機械翻訳(MT)にとって基本的な技術に画期的な進歩があったこともあり、それ以前の10年間に比べ、より活気づいた1年だった。

Lionbridge社は1年間で20億ワード、SDLは1か月あたり200億ワードがMTで処理されたと発表した。MTのベンダーと世界の主要なパブリックエンジンを合わせると、1日あたり5000億ワードを超える利用があることになる。

多くのベンダーがニューラルMTの展開を模索しているが、それにはまだ莫大な投資と学術機関との連携が必要だろう。とはいえ、コストが下がるか品質が向上していけば、いずれはニューラルMTが統計的機械翻訳(SMT)に取って代わることになるだろう。