2023年5月の工作機械受注、前月比で増加するも減少傾向続く -1

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米国製造技術協会(AMT)が発表した最新の米国工作機械受注報告書によると、2023年5月の新規工作機械受注額は3億6,590万ドルとなった。

 

米国製造技術協会(AMT)が発表した最新の米国工作機械受注報告書によると、2023年5月の新規工作機械受注額は3億6,590万ドルとなった。前月より8.6%増加したが、前年同月比で16.7%の減少となった。2023年のここまでの年間受注額は21億ドルに達したが、前年同期比で15%近く少ない。

 

AMTのダグラス・K・ウッズ会長は、「5月の受注は増加したが、4月の記録的な落ち込みを補うほどではなかった」とし、「製造業からの受注は市場全体よりも若干速いペースで増加したものの、工作機械の大口需要家の多くが2か月連続で発注を減らしている。伸びが大きいのは比較的小規模な企業からの発注が主であることから、商品がどこでどのように製造されているかについて興味深い変化、特に政府の財政支出計画を期待した動きが読み取れる」と述べた。

 

例えば、電力設備メーカーからの受注は、月別で2023年の最高水準となった。これは、この業界による工作機械への投資額が2018年以降2番目に大きくなるペースである。現在の投資の多くは、異常気象による送電網への負荷を緩和しようとする取り組みに関連したものだ。しかし、電力設備関連の投資は今後さらに増えるかもしれない。2021年超党派インフラ法の一部である「グリッド・レジリエンスおよびイノベーション・パートナーシップ(GRIP)・プログラム」では、2023年夏までに採択事業の通知が予定されており、この業界による工作機械への投資にはずみを付ける可能性がある。

 

 

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