品質部門の職務範囲を越える -6

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信頼できるまとめ役

品質部門の仕事は、失敗と克服の繰り返しだ。品質部門によるさまざまな決定や取り組みの影響と効果は、マネジメントシステムを通じて把握され記録されることになる。その活動が間違っていなければ、品質担当者は社内で信頼できる相談相手兼情報源として、また業務最適化の旗振り役として認識されるようになるだろう。

 

このような適切な関与によって、品質担当者は、社内で信頼できるリーダーとみなされるようになり、責任が増えたり、組織が拡大して業務範囲が広がったり、他の部門や重要な社内機能を統括したりすることになるかもしれない。対象となる隣接機能の例としては、サプライチェーンマネジメント、事業分析、受発注管理、教育訓練、顧客サービス、保守などが挙げられる。

 

たとえリーダーとしての明確な役割を与えられなくても、社内で信頼できるまとめ役という位置付けになれば、重要な取り組みを始める前に相談したり同意を求めたりする村の長老的存在になれるだろう。このような存在は、特に、人員配置の変更、組織再編、合併・買収といった会社にとって不安定な時期や変化の時期に必要とされる。

 

要約すると、組織内の品質担当者は、品質部門の正式な役割や職務範囲を超えるような業務や責任に進んで関与すべきである。組織のニーズや優先事項が増えると、失敗の可能性が高まるとともに、チャンスも増える。これは品質部門についても同様だ。品質重視の組織を構築するためには、品質部門が社内で常に高い存在感を示し、その活動を知ってもらうことが必要だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。