日本人の姓名ローマ字表記順変更に翻訳者が考えること

世界翻訳ニュース

河野太郎防衛大臣(当時)は先日、自身の名前をローマ字表記する際、「Taro Kono」ではなく「Kono Taro」と姓→名の順番で表記するようにと、Twitter上で英語圏のメディアに対し要望した。実際に2019年秋日本政府は、公文書で日本人の姓名をローマ字表記にする場合、姓を先に表記するという方針を発表、同時にどちらが姓かを強調するため、姓をすべて大文字で表記することを推奨している。この流れに翻訳者はどう対処するべきか。自らも翻訳者である筆者が、日本が19世紀半ばから導入してきたローマ字での姓名表記方法の背景に触れつつ、持論を展開する。