
先日の自民党総裁選では、史上初となる女性総裁が誕生しました。
新しいリーダーの誕生は、社会全体にも変化の兆しを感じさせます。
政治の世界ではいま、国民の声をより幅広く、
より迅速に拾い上げるためにAIの活用が進んでいます。
SNSやオンライン調査、AIチャットを通じて、意見や提案が瞬時に共有される時代。
けれど、AIを使ってみると、多くの人が気づくことがあります。
それは、「質問が具体的であればあるほど、答えも具体的になる」ということです。
一方で、あいまいな質問では、求めていた答えにたどり着けないこともしばしばあります。
実はこの“具体的に伝える力”は、AIだけでなく、通訳業務にも欠かせない要素です。
通訳は「言葉を置き換える作業」ではなく、「現場の意図を正確に伝える仕事」。
そのために、私たちはご依頼の際にできるだけ詳しく内容をお伺いしています。
たとえば
・会場の場所や形式はどういったものか
・ご参加者の人数や国籍、その中で多い国はどちらか
・会議開催の目的や背景
・現場での安全配慮が必要か(危険個所での帯同など)
こうした情報を共有いただくことで、通訳者は現場を正確にイメージし、
最適な準備と対応が可能になります。
「なぜそんなに細かく聞くの?」と思われることもあるかもしれません。
しかし、その一つひとつが、当日の円滑な通訳や成功に直結する大切な手がかりなのです。
私たちにとって、不要な情報は一つもありません。
お客様の目的を達成するために、ぜひご共有いただける範囲で詳しくお話しください。
頂いた情報をもとに、最も良い形で現場を支えること――それが私たちの使命です。
どうぞお気軽にご相談ください。
Q&Aコーナー|通訳を依頼する前に知っておきたいこと
Q1. 通訳を依頼する際、どんな情報を伝えると良いですか?
A. 会場の形式、参加者の国籍や人数、会議の目的などをできるだけ具体的に共有ください。これにより、通訳者が最適な準備を行い、現場での対応力を高められます。
Q2. 細かい情報まで伝える必要があるのはなぜですか?
A. 通訳は「場の意図を伝える仕事」であり、言葉だけではなく状況の理解が求められます。背景を知ることで、発言のトーンや文脈を正確に訳出できます。
Q3. 秘密保持の面は大丈夫?
A. もちろんです。事前に秘密保持契約(NDA)を締結し、安心して情報を共有いただける体制を整えています。
Q4. 現場でのトラブルを防ぐために、依頼者側で準備できることはありますか?
A. 通訳席の位置、音声設備の確認、資料の事前共有などが有効です。これらはすべて通訳品質の向上につながります。
Q5. どのような分野の通訳に対応していますか?
A. ビジネス会議・医療・製造現場・IT・国際展示会など、さまざまな分野に対応しています。専門用語が多い場合も、事前資料を共有いただければ万全の準備が可能です。
