カナダ政府のAI翻訳プログラムを巡り、労働者や言語権に関する懸念の声(世界翻訳ニュース)

世界翻訳ニュース

Government AI translation program raises questions for workers and language rights

 

カナダ政府は、国家の人工知能戦略から生まれた初の人工知能プロジェクトGCtranslateを開始した。まず6つの連邦省庁・機関に導入されたこのツールについて、生産性の向上や迅速なコミュニケーションの実現が期待される一方、言語権の侵害や雇用喪失のリスクなどが伴うことを指摘する声が上がっている。AIツールはインターネット上のデータを収集することが多いため、GCtranslateが一つの言語、特に英語に偏るのではないかという懸念があり、主にフランス語話者がその影響を最も受けることが推測される。また、人員削減により、翻訳の能力や知識が次の世代へ引き継がれないという損失につながるという見解もある。

 

 

 

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