さらに上の非破壊検査資格を目指す – 3

品証・品管ニュース

非破壊検査資格において、航空宇宙用途と工業用途の違いは、検査分野ごとに多様だ。工業用磁粉探傷検査では基本的に携帯型の装置を用いることが多いが、作業台に据え置くタイプの装置を用いる方法にも精通しておく必要がある。工業用液体浸透探傷検査では、ほとんどの場合、携帯型となるメソッドCのタイプⅠまたはⅡを使用する。一方、航空宇宙分野では、メソッドA、メソッドB、メソッドD以外の浸透探傷法はほとんど使用されない。したがって、これらの検査方法の微妙な違いを理解しておかなければならない。放射線探傷検査は、おそらく使用する装置(モダリティ)が最も多様な検査方法だ。その違いは主に放射線源(電磁波、アイソトープなど)によるが、撮像がフィルム方式かデジタル方式かによっても異なる。渦電流検査技術者の中には、機体やエンジン部品など航空機製品のみを扱う者もいれば、熱交換器チューブの検査など工業製品のみを扱う者もいる。だが、米国非破壊試験協会(ASNT)の4時間の試験に合格するためには、両分野に精通していることが不可欠だ。また、各非破壊検査方法に関連する計算を扱うための数学能力も必要となる。数学能力が不足する場合は、試験対策として必要なトレーニングを受けるべきだ。

 

もしASNTレベルⅢの試験で不合格になったとしても、がっかりする必要はない。不合格の理由を考え、知識を強化し、再度受験すればいい。こつこつやれば、時間がかかっても報われる。誰にとっても、失敗から学べることは多い。ASNTのレベルⅢを取得することは、社内認定でレベルⅢを取得することとは大きく異なる。ASNTレベルⅢ認定は、おそらく世界最難関の非破壊検査資格試験であり、有資格者というだけで即座に信頼され、大抵は給与も上積みされる。ある分野で合格したら、次は別の分野にも挑戦するといい。受験資格を得るには、その分野のレベルⅡとして必要な経験年数を詰まなければならないため、複数分野の検査を実施する会社に勤務していれば有利になる。検査技術者の中には、複数分野で必要な経験を積むために、会社を転々とする者もいる。

 

 

 

 

 

(-完)

 

 

 

 

※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。